パリ一望と2度の失恋。~滞在一日目・前編~
パリ滞在1日目。
初日から、雨に降られる。
しぶしぶと真っ赤な傘を開きながら、ホテルを出た。
パリを歩く人たちはみんな雨で濡れていた。
傘をさしている人はほとんどいない。
ヨーロッパには傘をさす習慣がないことを、
後に日本に帰ってから知ることになった。
はじめてだらけの土地で、
友人とバスに乗ってエッフェル塔へと向かった。
バスの乗り方もろくに知らなかったので、
タダ乗りをしてしまう。
ちょっとラッキー(?)だった。
バス停から少し歩くと、
パリのシンボルのひとつであるエッフェル塔が目の前にあらわれた。
東京タワーとはまったく違う。
なんて地味なのだろう。そう思った。
塔を上った。
雨と風が吹きつける中、パリを一望。
これで空が青かったら文句なしだ。
エッフェル塔を後にし、
次に向かったのは「パリ市立近代美術館」と「パレ・ド・トーキョー」。
今回の旅は、主に美術館めぐりが目的。
メジャーなところから、
普通のツアーには組み込まれないところまで、攻めた。
エッフェル塔から、そう遠くないところに位置したこの二つの美術館は
どちらも入り口に大きな扉があった。
(左:パリ市立近代美術館、右:パレ・ド・トーキョー)
わくわくして入ろうとしたのだったが、
どうも様子がおかしい。
入り口付近にいた館員らしき人に尋ねてみたところ、
・・・工事中だった。
確認してから行くべきだったのだが、
そんな余裕もなく。
見事にフラれた。
楽しみにしてたのに。
雨が冷たく感じられた。
近くのカフェに入り、
私たちは今後のルートを確認。
まだ、パリの初日はこれからだ。
・・・後編へつづく